先日netflixでタイトルに惹かれてブレック・ファストクラブという映画を見ました。
映画は80年代のアメリカの学園モノですなのですが、その中でshrinkという単語が出てきて初めて知った使い方だったのでメモっておこうと思いました。
ブレック・ファストクラブの中でのshrinkの使われ方
週末の居残り授業を命じら図書館で缶詰にされた学校の中での階層の異なる個性豊かな5人が課題のエッセーを書くことに飽きて先生の目を盗んでマリファナを嗜んだり与太話に興じながら徐々に打ち解け距離を縮めていくシーンで本題のshrinkという単語が出てきます。女子同士が自分がヴァージンかどうかを探り合うシーンで不思議ちゃんのアリソン(アリー・シーディー)が自分が精神科医と定期的にお金を払って寝ているという嘘を語るシーンです。
(画像をキャプチャしようとしたら画像が真っ黒になりました。流石NetFlix権利意識高いです。って当たり前か。)
自分が色情魔と告白するアリソンに対して、ジョンからの親には話ことがあるのかとの質問に対して
The only person I told is my shrink.
精神科医にだけ。と言っています。
というくだりから精神科医との情事について語り始め、他の登場人物をドン引きさせます。
今日のタイトルshrinkは精神科医をさすのですね。
なぜshrinkなのか？
が一般的かつ正式なな使い方です。
そもそもshrinkでインターネット上の辞書を検索しても簡単には精神科医とは繋がりませんでした。
shrink と精神科医、スラングでひくと下記のブログが噛み砕いてくれていてわかりやすかったです。
まずは英辞郎さん（こういう時、助かるんですよね。）
名詞 3. 〈米俗〉精神科医、精神分析医◆軽蔑的に使われることが多い。◆【語源】headshrinkerから。◆【語源】妄想に取り付かれて大きくなった頭を縮めて（shrink）あげる人というイメージから。◆【同】head shrinker
そしてブログ
http://ameblo.jp/sexyrockingenglish/entry-10645144751.html によると、
「このスラングは、"headshrinker"の略で出来たスラングで、１９６６年頃に現れて使われ始めた。
"headshrinker"は昔、アマゾンのへんにいた、敵の頭を切り取って頭蓋骨を抜き、それを乾かし縮めて保存する人のことだ。縮められた頭は、後で、宗教儀式や、敵に警告するために使われたそうだ。」
だそうですー。
なるほどね。なるほどなのか！？ww
でも一応理由はわかりました
※軽蔑的って書いてあるから使い方には要注意かもしれませんね。
head shrinkerが語源のようですね。頭を縮めるやつ。みたいな感じでしょうか。まあ映画の中での使われ方、ググった感じからいくとあまり良い意味では使われないようですね。
ブレック・ファストクラブについて
shrinkは置いておき、この映画について。
まず私はアメリカのくだらない学園モノが大大大好きです！！！
好きな要素としては、学校のロッカー、ブロンズのかわい子ちゃん、いじめられっ子、ガリ勉、不良、不思議ちゃん、プロム(一番好き)、パパとママの悪口 etc...です。
この映画にはそれが全部詰まってます。そこまでは普通ーーーーの映画なのですが、批評家筋のコメントを見るとこの映画の特筆すべきキーワードは”スクールカースト”にあるようです。
スクールカーストは学校の中で、スター生徒、スター予備軍生徒、普通生徒、オタク生徒のように学校の中で目には見えない階層化が構成されているという近年当たり前のハイスクール模様なのですがこれを映画の中で最初に扱ったのはこの作品では？と指摘する方が多いようです。
つまり僕の好きなアメリカハイスクールライフを扱った映画のメタファーの源流がここにあるということなのです！
ふらっと入ったラーメン屋さんが地元の名店だった時の喜びよろしく何の気なしに見た映画の構造がその界隈でのオリジネーターだと知った愉悦がありました。
とかなんとか煩い話抜きにしても高校生独特のなんでもないことに感情移入してしまう感じや、社会に出ていなくても小さな社会の中プラス守られてる大人への反発は誰しも少なからず経験があることだと思いますし、図書館の中でほぼ五人だけで進行するストーリーにも関わらず話の展開が早く全く退屈せず最後まで見れました。退屈どころかずーっとドキドキしながら見てました。w スーパーオススメです。
