この本について
Excel株投資と冠されているように株をExcelで整理して売上、利益が伸びており利益率が高くPERの観点から理論上株価が割安となる株を炙り出す手法について書かれています。
書籍を購入した人は著者である森口亮さんの作成したエクセル計算フォーマットをダウンロードすることができ、私のように各指標の意味合いがわからない人でもエクセルを使った株の整理ができるという特典があり非常にありがたいです。
私の投資歴
遡ると2004年だか2005年ごろから当時働いていたベンチャー企業で周りの人たち(特に社長)が投資に熱心だったことから勉強になると思い、投資に興味を持ち、個別日本株に手を出しました。
リーマンショックでビビり、一時期手を引き、月々の細々とした積立投資に切り替えて老後の楽しみとしてコツコツ投資をしています。
その間もJACKさんや夕凪さんやV-COM2さんの本に影響を受けて、イベント投資(クロス取引、優待権利付最終日を狙った取引、昇格狙い取引)などや、DUKEさんの本を読んでブレイクアウト銘柄に挑んでみたり、サヤトレを使ってアービトラージに挑戦してみました。
どれも小さな利益は出せるものの再現性の観点では不安があることや、仕事が忙しかったり、持ち前の飽きっぽさでやめたり、また始めたりを繰り返しているような感じです。
40代も半ばを超えたということもあり、思うところがあり、また投資の勉強をしたいなと思い、この本を手にしてみました。
この本の概要とパンチライン
この本は4章構成となっており以下の内容です。
実例を挙げた説明メインとなっていますので興味を持った方はぜひ購入して読んでみてください。
第1章
エクセル株投資の概要について書かれています。
まず大前提として四季報をベースに株の抽出→エクセルでの分析と進みます。
ウォッチすべき銘柄は売上高・利益・営業利益率・PERを見て判断します。具体的な指標は書籍を読み込んでください。
ここでまず第一の壁だと思いました。数多ある四季報に記載された銘柄から上記を抽出することに断念した私は以下のような東洋経済のブログなどのランキングやや四季報のと別に刊行されるムックなどを参考に銘柄を抽出しました。
これにもお世話になりました。
この時点で相当の時間を費やしており一日5分というキャッチコピーはなかったことにしてます。努力無くして成功なし!ですな。でも宝探しみたいでとても楽しくエキサイティングな時間でした。
今後ルーチンとしてどのようにウォッチ銘柄を絞り込むかが直近の課題です。
第2章
1章で選んだ銘柄の分析をさらに進めます。
ROE ,PER ,PSRなどの指標を使った分析でより精度を高めます。
この章では損切りの重要性についても触れられています。
第3章
週一回のとことん分析について書かれています。
分析する銘柄を決めた後の定量分析、四季報以外の情報収集、各銘柄の良い点悪い点の整理について、チャート分析について掘り下げていきます。
そして分析結果を記録に残して振り返る常用性を上げています。
私も選別した銘柄を今度このブログに記録してみようと思ってます。
第4章
デイトレについて書かれています。平日日中は仕事をしているのでデイトレは難しいですが、投資の経験を積み上げるには良い勉強になると思っており老後の楽しみに取っておきたいと思いますw
抽出した銘柄
現在(2023/5/2現在)この本に従って以下の銘柄を保有しています
4293 セプテーニHD
1435 Robot Home
9272 ブティックス
6625 JALCO HD
3856 Abalance(損切りで売却済み)
まとめ
これまでも業績はざっと目を通して銘柄を選んでいるつもりでしがここまで記録して目に見える形で定量化してリストアップして銘柄を選抜できる仕組みができていませんでした。
売上・利益に注目して投資するというのはファンダメンタルズ投資の基本中の基本だと改めて思い直しました。
私のような下手くそに取ってはすごく勉強になりました。当面四季報を軸にした投資手法の勉強を進めようと思ってます。
書籍の具体的な内容については是非是非書籍を手に取って読み込んでいただければと思います。おすすめです。