私は株主優待が大好きです。忘れた頃にやってくるあの感じはもらった人のみが知る愉悦があります。
とはいえ国内個別銘柄は去年の一月頃から全く利益がでず損きりを続けて今は積立で保有している銘柄以外綺麗さっぱり手放しています。
(今は米国の指数に連動したファンドに積み立てて行くのがマイブームです。)
株主優待とは
株主優待を実施している会社の銘柄の株を権利付最終日時点で保有している株主には株式を発行している企業よりその会社の製品や、その会社の割引券等が送られてきます。
株主優待の実施頻度は会社によりますが年二回ないしは一回です。
最近では上記の限りではなくQUOカードなどを送ってくる会社が増えています。
私はその会社の特徴のあるユニークな優待が好きなので、QUOカード系はあまり取りに行かないのですが優待の達人達は優待をもらってもはけきれず現金化しやすい優待が嬉しいのかもしれません。
私のお気に入りの優待は下記です(優待が好きな人にとっては言わずと知れた優待界の王様銘柄です)。
株主優待は、優待お食事券(1冊)が年2回もらえます。マクドナルドのハンバーガー・サイドメニュー・飲み物が全て無料で6回分も食べられるので、普段店舗を利用される方にとってはうれしい優待ですね♪
・100株 … 1冊
・300株 … 3冊
・500株 … 5冊
我が家はマクドナルドのヘビーユーザなので年に二回ほど3冊(300株)取りに言ってます。3冊あれば合計18セット食せると言うことになります。体に悪そーですね。子供達はいつも大喜びです。
・OLC
株主優待は、年に1回1DAYパスポート1枚がもらえます。400株以上持っていると、パスポートが年に2回もらえるようになります。優待券は、「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」のテーマパークで使えます。
3末は上記内容ですが9末は400株以上にしか優待が出ないので要注意です。
これも娘の機嫌を取るため毎年取りに行ってます。
・イオン
◎オーナーズカードの発行
・100株 … 3%のキャッシュバック
・500株 … 4%のキャッシュバック
・1,000株 … 5%のキャッシュバック
・3,000株 … 7%のキャッシュバック
※半年間で100万円までの買い物に対し、買い物金額に上記の返金率でキャッシュバック
※毎月20・30日のお客様感謝デーはさらにお得(お支払い時5% OFF特典あり)
※カードは、株主ご本人さまカード1枚・ご家族カード1枚の合計2枚発行
我が家は100株しか突っ込んでいないので3%のキャッシュバックですがそれでも毎回数万円のキャッシュバックがあり実はこれが一番家系の役にたつ優待なのではと思ってます。(キャッシュバックが嫁の懐に入り嫁は喜んでいますが私はあまり実感ないです。)
あとイオンラウンジが使えてジュース飲み放題(とお菓子が食べ放題)なので買い物に疲れた時とか良いです。ただうちの地元のイオンは最近いつ行ってもイオンラウンジが混んでいるのであまり行ってません。
優待クロスとは
さて優待をもらうには先述の通り優待を実施している会社の株式を取得する必要があります。そして取得してから権利付最終日まで株を所有する必要があります。ただし株を買うと言うことは株価が下がって損をするリスクを孕みます。(権利付最終日の翌日はかなりの高確率で株価が下落します)
上記の株価下落リスクをヘッジするの優待クロスと呼ばれる手法です。
株式の取引には大きく二種類あります。
・現物買い・・・株価が上がると得をする取引
・信用売り・・・株価が下がると得をする取引
※株主優待をもらうために必要な取引が"現物買い"です。
"現物買い"、"信用売り"の取引を同時に行うことによりどんなに株価が上下しようと常に利益が相殺され損も得もしない状態が作られます。
この状態で権利付最終日を待つ。これが優待クロス取引なのです!!
簡単でしょ?(色々な友人にこの説明を試みたのですが説明が下手なのかいつも全く伝わりません。)
優待クロスの注意点
・年に二回優待を実施する企業は場合によっては初回と二回めで優待内容が異なるパターンがあります
・逆日歩(ややこしくなるの説明割愛!)が発生する可能性があるため必ず信用売は"制度"ではなく"一般"取引を選択
・"一般"取引が使える企業は限られているので事前に調査する
・取引には証券会社に対して手数料を支払う必要があるので手数料を理解する(手数料の安い証券会社を選ぶ)
・手数料をセーブするため権利付最終日をすぎたら現渡で決済する(こうゆう言葉が出てくるとだんだん拒否反応が出ますよね。本筋からそれるのでここでは説明を避けます)
SBIで優待クロスを仕掛けた場合のコスト
コストは買いと売りの手数料プラス貸株料です。
自分で計算できなくて困ってたらわかりやすい表にまとめてくれている人がいたので拝借です。(あってるか検証してません。細かいことを言わないのが男と言うものです。)
※上記は20日前に仕込んだ場合の試算のようです
なので例えば上記にあげた三銘柄の場合、、、
・日本マクドナルドの場合
取得費用:株価4760円(2019/2/7現在)*300株=1428,000円
コスト: 4879円(表の中で繰り上げ)
優待価値:1set600円*18食=10800円
とまあざっくり計算ですが約6000円程度のお得。
・イオンの場合
取得費用:株価2236円(2019/2/7現在)*100株=223,600円
コスト: 1449円(表の中で繰り上げ)
優待価値:嫁いわく=15000円〜20000円
とまあざっくり計算ですが約13000円以上のお得。
・OLC
取得費用:株価11605円(2019/2/7現在)*100株=1160,500円
コスト: 4879円(表の中で繰り上げ)
優待価値:パスポート1枚=7400円
とまあざっくり計算ですが約2500円くらいのお得(表の中で繰り上げすぎてるのでもうちょっとお得かな、、、、、)。
最後に
再三書いておいてあれですが、賢明な読者ならお気づきでしょうがこの手法は株を発行している会社に対して一切の貢献もありません。本来あるべき姿としては応援したい企業の株を購入し企業にお金を上手に使ってもらいさらなる利益を企業から還元してもらうというの本道です。
また機関投資家たちは株主優待を嫌う節もあります。彼らは割引券など欲しておらず欲しいのはお金だからです。なので配当で還元する企業に投資すべきと言う考え方もあります。
とはいえリスクなく優待がもらえて株取引の練習にもなるので株初心者がはじめに試し打ちのような感じでこの手法を試してみるのも入り口としてはありかなと思ってます。すごく勉強になります。
私のバイブルです。
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