kabkabsunshine’s blog

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Go Only Big ~真木蔵人 SURF&TRIP~がカッコよ過ぎる件について

アメリカのビートメイカー版のテラスハウス(この件もそのうち書きます)をみようと思って仕事帰りにyoutubeを立ち上げたら、あなたへのおすすめみたいな感じで気になるタイトルがあって早速見てみました。

 

2023年6月追記:Youtube消されてますね泣

Go Only Big ~真木蔵人 SURF&TRIP~

youtu.be

 

真木蔵人は言わずと知れた当時の北野映画等で素晴らしい演技を披露していた俳優です。役者としてのキャリアもさることながらサーファーとしての存在も有名です。

個人的に自分にとってはサーファーとしての真木蔵人の方が印象が強いです。

僕が学生時代SurfFoodというサーフィンビデオのシリーズがあり日本発でありかつ大波ばかりでなく日本のような小さな波でのサーフ映像や日本のプロサーファーから世界のトッププロサーファーまで縦横無尽にサーフィンを楽しめる作品でした。

 

サーフシーンもさることながら自分が何回も何回もVHSが擦り切れて破れるほどに見たのがサーフシーンの合間に出てくる真木蔵人の寸劇でした。

そこにはサーフィン、ファッション、カルチャーのカッコよさが凝縮されていて二十年前に見たビデオですがいまだに当時からの仲間と酒を飲んだ時とかモノマネしちゃうレベルです。

 

Go Only Big はBSスカパーの241chで放送されたものらしいのですが久しぶりに見たその姿、話し方、ワードセンスに衰えどころか深みを増していてなんとも言えない高揚感を忘れぬうちに書き残しておこうかと思います。

何回も見ることになるのでお気に入りの部分のyoutube内で流れる箇所と、youtube消されても困らないようにキャプチャを貼っておこうとかと。

 

パンチライン1(1:28)

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(スタッフ)"そのキャンピングカーはどうしたんですか?""(蔵人)俺のだよ。本物のサーファーは乗ってる車もメチャクチャカッコいい。これ基本なんだよ。"

くーっ、かっこいー。髪形、顔、帽子、車、そして何より発言。ブレない。

むかーし広告代理店で働いている友人が真木蔵人の撮影に立ち会った際に撮影用に用意した車が気に入らないと言ってブチギレていたそうです。結局その撮影では本人の私物の日産プレジデントの年代物で撮影したとか(記憶が薄いので間違ってたらすみません。)

 

パンチライン2:(8:35)

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”大原ヒロトに勝負するにはスキップフライしかない。”

大原洋人という世界レベルの選手を前にしてコンペティションではない凄みをレジェンドシェーパーの板をチョイスすることにより見せつけようというそのスタイルに感服です。

この動画全編に渡って言えることですが真木蔵人はサーフィンの本質は自分が楽しむことや波との調和にあり完全に手放しでコンペティション主導のサーフィンを肯定している訳ではないのです。(むしろ否定しているようにすら見えます。)

パンチライン3(13:51)

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コンペティション型のサーフィンを真っ向から否定するでもなく、先輩としてお前もいつかは俺のいうことがわかるだろうと言わんばかりの大人のサーファーの発言です。やっぱり言葉選びのセンスが本当にカッコ良い。

自身もコンペティターを経験しているだけあって言葉に貫禄を超えたクンロク感すら漂います。そして大原洋人本人もこの発言を好意的に受け止めるのです。大原洋人自身はこれから世界を目指していく責任あるポジションながら薄々気づいていることがわかるとても素敵なやりとりに映りました。

 

パンチライン4(16:35)

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"俺海に遊びにくるものしかくわない。牛とか遊びに来ねえじゃん。豚とか遊びにこねぇじゃん。鳥と魚だけ海にいるからそれで筋肉作ったら海に合う"

以前からラスタファリアン的に肉は鳥のみをOKとするベジタリアンということは知っていましたが海にくるものしか食わないというロジックにはど肝を抜かれました。

どこまで本気でどこまで冗談かわからないところもこの人の魅力だと思います。

 パンチライン5(37:45)

"茅ヶ崎は大好きなサーフタウンです。でもあんまりサザンオールスターズは聞かないです。僕は。"

番組の中でも何度か出てくる"サーフィンは社会とはつるまねぇ"という発言がありますが、この発言もど真ん中の芸能界に対するアンチな姿勢の表れかと思われます。以前雑誌で某カリスマタレントサーファーのこと痛烈に文句が書かれているのを目にしたことがあります。

 

パンチライン6(39:43)

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"スーパーサーファーはストレッチしないんだよ。"

そう言ってストレッチを入念にする松田詩野を置いて一人で海に入っていきます。

かくいう私もストレッチを入念にすることをよしとしません。なんとなくスポーツっぽくなってしまうからです。そして私はスーパーサーファーでもなんでもないのでしょっちゅう足をつってますw

ところで松田詩野めちゃくちゃ可愛いですね。うちの娘も松田詩野のようなサーフィン大好きっ子に育って欲しいものです。ちなみに番組の中でもあった通り真木蔵人の娘さんはサーフィンをやらないとのことです。残念。でも真木蔵人のサーファー真木蔵人という書籍で書いてありましたがサーフィンは二度出会うものらしいので、いつか一緒にサーフィンできる日が来るかもしれません。 

パンチライン7(46:50)

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"(スタッフ)今朝獲れたしらすだよ。""(蔵人)朝一一緒に波乗りしてた奴だぜ。"

 ずっと緊張気味の松田詩野を矢継ぎ早にサーファーギャグ(サーファーにしかわからないギャグ)で笑わせにかかります。よくよく見ると松田詩野は緊張しているだけでなく天然で少しほんわかした女子なのかもしれません。

また松田詩野の話になりますが西野カナ(芸能界のど真ん中)のPVもよかったですね。

パンチライン8(57:35)

"襟を正すじゃないですけども、(サーファーは)最初っから襟はついていないんだけど、アロハを襟を正すくらいでね。"

はい。またサーファーギャグです。ギャグセンスが秀逸です。親父ギャグすれスレでいて親父ギャグじゃないこの感じ是非とも見習いたいものです。

 

まとめ

以前コンペティションに挑んでいたものの今はソウルサーファーとして自由にサーフィンを続ける真木蔵人が、自由とは違ったベクトルでサーフィンという競技に挑んで夢に向かって全力で挑んでいる若い人たちを微笑ましげに見つめる人間真木蔵人の魅力が全力で楽しめました。youtubeで上がっている動画なのでいつ削除されるかわからないので早めにチェックすることをお勧めします。

 

真木蔵人ファンおすすめの本です。