kabkabsunshine’s blog

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Tシャツの綿の生地について

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私はファッションに疎いのですが、洋服が大好きな友人たちと飲んでる時にTシャツの生地の話になり生まれて初めて聞くようなキーワードが大量に出て来てものすごく気になったので調べてまとめてみようと思います。(すでに3時間ほど調べてますが、絹のような、とかカシミアのようなとか似たような表現が多く、疲れた、、、、)

 

 

まずオンスについて

Tシャツの厚さについて話す際にオンスというキーワードを耳にします。ずっとなんの単位かわからなかったのですが、重さと紐付く単位のようです。

Tシャツと肌着の決定的な違いはオンスにあるようです。肌着は大概4オンス以下のものが多く、白地の場合助けてしまうためアウターとして使うのが厳しいと考えられているようです。肌着を愛する私はオンスが低めが好みだということがわかりました。

乳首の突起を病的なまでに意識している友人達が、オンスに対して相応のこだわりを見せていたことのつながりを理解することができました。私は薄めの生地が好きです。

 

オンスについて - Tshirt.st

Tシャツ生地の厚さを判断するスペックとしてoz(オンス)という数値が記載されていますが、これは正確には重さを表すスペックでメートル寸法の日本ではあまり馴染みがありません。
Tシャツはやはりアメリカから普及した製品なので、現在でもTシャツ生地のスペックには国内のブランドでもoz(オンス)表記になっています。
ヤード・ポンド法の単位で1ozが28.35g
Tシャツに使うoz(オンス)は面積に対する生地の重さとなり、一般的には下記のような数値がTシャツとして普及しています。
3~4oz(オンス)
薄手生地に該当するoz(オンス)で、価格も非常に安くイベント用ボディなどが多い。
最近は価格も高めで着心地の良い薄手生地Tシャツもあり、必ずしも品質が低いとは限りません。5~7oz(オンス)
ヘビーウェイトと呼ばれる肉厚生地Tシャツで、特に6oz(オンス)以上はTシャツとしては本当に最高クラスのoz(オンス)9~13oz(オンス)
トレーナーやパーカーのスウェット生地のoz(オンス)で、もっとも肉厚なスウェットが15.6oz(オンス)

 

 

インド綿

産業革命に始まり綿(Cotton)の生産拠点としてのインドは古くから歴史があり、

インド綿と一口に言っても色々種類があるようです。

一般的な特徴は繊維長が短く、ふわりとした質感で風通しが良く自然な発色です。また安価なのがことも特徴として挙げられます。

短所としては繊維長が短いため引っ張った時の戻りが弱いようです。

 先述した通り種類は多く、安価な遺伝子組み換え品種なども多いようですが、スビン綿のような繊維長の長い高級品種もあり一概には言えなそうです。

 

エジプト綿

世界的に評価が高いコットンで繊維の細さ、長さや強度、光沢が特徴です。中でもナイル川の流域の一部のみで収穫できる超長綿をギザ綿 (GIZA綿)と呼ばれ高級品種としての取り扱いがされています。

世界三大綿の一つ。

コーエンでGIZA綿のシャツを販売していたようですが、現在は売ってないようです。

 

 

スーピマ綿

アメリカ産の綿で高級綿。絹のような光沢感ソフトでしなやかな風合いから綿のカシミヤと呼ばれています(綿のカシミヤというキャッチフレーズは他の高級綿でも度々謳われています)。

上位のピマ(Superior Pima)の略でスーピマコットンと呼ばれています。

日本では数年前からUniqloグローバルワークスなどの大手が大量仕入れによるコストメリットを生かし割安な価格で入手可能かつ好評を得ています。

知らんざったー!!安く手に入るのであれば早速試してみたいです。

www.uniqlo.com

wear.jp

 

海島綿(シーアイランドコットン)

こちらもアメリカ産の綿です。日本語だと海島綿、英語だとシーアイランドコットン直訳ですね。

西インド諸島(カリブ海)で生産される高級綿。絹のような光沢があり、細い糸が取れることが特徴です。

 

 

スビン綿

セントビンセント島産の海島綿とインド在来種の長繊維綿スジャータとの交配によって生み出された「スビン」は、繊維がもっとも細くしなやかな超長繊維綿で、シルクに近いしっとりとした手触りが特長。インド・デカン高原南部のタミル・ナードゥ州の限られた農家だけで栽培されています。

世界の超長綿 | 内野株式会社

 

 

新疆綿

幻の綿と呼ばれ世界で最も毛足が長い。世界三大綿の一つ。

中国の、新疆ウィグル地区で生産されています。

綿花に油分が含まれているため光沢が強いようです。

無印良品で販売されているようです。

www.muji.net

 

 

パキスタン綿

これはちょっと番外編なのですが、古着好きの人からパキ綿という言葉を耳にします。これは70〜80年代のパキスタン製の綿を使用したTシャツを指しているようです。偽物のバンドTシャツなどによくみられるようで、生地は薄くタルんと伸び伸びになってしまう感じが逆に良いよねということで評価されているようです。

これまでの学びからすると短い綿なのではということが推測されます。

 

 まとめ

完全な未知の世界を垣間見ました。途中で似たようなキーワードばかりでうんざりしましたが、今後綿製品を選ぶときの参考にしたいと思います。

嬉しかったのは従来高級なブランドしか手が出せないような高級綿も大手チェーン系の薄利多売のアパレルブランドがそのボリュームによる仕入れの優位性を生かして安価に提供しているという点です。庶民にとってはありがたいですね。

 

少し古いポストですが、下記が特に参考になりました。

www.fashionsnap.com

 

冒頭の飲みの席ではTシャツだけではなくプリマロフト(羽毛に変わると言われているマイクロファイバー)の話題等も出たのですが来年の冬調べようと思います。(笑)